新規会員を募集中!詳しくはコチラ!

特別企画!「歴代会長座談会」~松江YEGについて~

2021年2月、直近の4会長にお集まり頂き、それぞれの経験を元にコロナ禍を経て過去・現在・未来の松江YEGについて語って頂きました。


34代会長 矢田裕光さん


35代会長 伊瀬智章さん


36代会長 管田啓司(令和2年度直前会長)


37代会長 長岡望(令和2年度会長)

 

はじめに

今回、松江YEGが年度末に発行している機関誌「商友」の特集記事として企画したのが、直近4会長による座談会です。

例年商友の特集はその年度の目玉の事業を掲載するのですが、今年度はコロナ禍により軒並み大きな事業は中止となりました。

このような大きな転換期の真っ只中にあって、その変化・影響を肌で感じた歴代・松江YEGのリーダーたちはどのように感じているのか率直な意見をお聞きしました。

誌面では限られたスペースのため要約してお届けしていますが、こちらでは制限がありませんので商友に掲載できなかった部分も含めてお届けします! 

 

『本日はお忙しい中お集まり頂きありがとうございます。どうぞ宜しくお願い致します。』

34代会長 矢田
久しぶりにYEGの雰囲気を感じられるのを楽しみにしていました。素敵な企画をありがとう。宜しくお願いします!
35代会長 伊瀬
楽しみにきました!宜しくお願いします。
36代会長 管田
会長同士このようなお話しをする機会もあまりなかったので、とても良い経験になると思います。

YEG会員だけでなく色々な方に読んで頂きたいです。

37代会長 長岡
今日はお集まりいただき、ありがとうございます。
直近の4人の会長ということで、よく知った仲ですが、なかなかYEGについてディスカッションする機会はありませんでした。本日はとても良い機会です。
よろしくお願いいたします。

 

『それではさっそく最初のテーマですが、過去から現在についてお聞きします。時代の変遷とともにどのような変化を感じておられますか。』

34代会長 矢田
松江YEGを卒業して今までに感じるのが、周りにいる人たちというのが若い人に限らずいろいろチャレンジをしている人が増えているなと思っていて、現役でいた時から自分で事業とか起こしたりする人はいたんだけど、ここのところ気軽に何かをチャレンジしている人たちが増えているなと言うのをすごく感じている。

ものすごい量の情報に触れる機会が加速度的に増えてきている。そのような中、多様な価値観が増えていく一方で自分たちの手段などは多様化して、チャレンジすることへのハードルが下がってきている

資金面でもクラウドファンディングの活発化や、まとまったお金じゃなくサブスクリプションでトライアル的に始めるなど、1回ダメでもまた始めればいいやというような懐の深い時代にもなっているのかなというのを感じている。

このような時代の変化もあり、以前のYEGとはまた違った動きが出てくるんじゃないかな

 

35代会長 伊瀬
基本的に時代の変遷の中でもYEGとしてやるべきことは変わっていないです。

じゃあ何が変わったかというとやり方がプロセスの部分が大きく変わったというのは非常に感じていて、時代時代にあったやり方や求められるものも諸先輩方がその時に応じて自由にやり方を変えて築いてこられたんだなという風には感じています。

その中で矢田さんが会長の時に提言委員会ができました。これは大きな変化、プロセスとしては大きな変化だと思います。

日本YEGでももそもYEGって何する団体なのか、自分たちは何者なのか」という問いが多かったみたいです。

この中でやっぱり意見を集約しながら行政・国や県や市に対して我々の目線で想いを伝えるというかこういう国にしたい・こういう街にしたいというのを伝えるというのが本質だと言う流れになってその流れの中で 松江YEGとしても提言というのが生まれてきたというのがあります。

それは変化をしてなっただけであって良い悪いではなく、結局のところ諸先輩方がやっておられたのもみんな「地域をよくするために、経済を盛り上げるために」とやっておられた。

今はたまたまやり方が提言というものにシフトしてきているのかなと。そういった意味での変化は感じています。

矢田さんが松江YEG創立40周年の会長をやられました。

その時に矢田さんも言っておられたけど過去の先輩のことを調べるんですよね。

調べて、松江でいうと5年おきに周年をやるんですけれど、調べることで過去の先輩たちの想いを次に繋ぐというのは周年の一つの組織としての棚卸しともいうんですけど、そのおかげで松江YEGはこういうことをやるべきだというのが脈々と受け継がれていて、だけどやり方はその時に応じて変化をしている。

 

36代会長 管田
私がこの会に入って8年が経ちますが、当時の土壌と8年経った今の土壌も違う。

それは、自分たちの意識もそうだし、 周りの意識も違っていると感じます。

創立40周年の時に提言委員会が発足し、発足から3年目の私の年に親会を通じて松江市へ提言することができた。

これによって様々な外部団体から松江YEGを認識し、注目してもらいました。

それと同時に、発言にも責任が伴うことをより強く意識しながら会を運営するようになりました。

あとは、一番最初に矢田さんが言われたように時代が目まぐるしく変わっているので、その時その時で判断することが昔以上に増えている

特に今年はコロナ禍だったので長岡会長ものすごく大変だったと思うんですけれど今までと全然違った視点というか価値観というかをガラッと変えて運営しなけばならないと思っています。

 

 

37代会長 長岡
40周年の時に実行委員長させていただいたこともあって、やっぱり過去を振り返りました。

YEGに対して求められているところは先輩から求められているというか、YEGとしてこうなければならないというのはその時にすごく感じました。

組織として外部団体との関係については、今までも事業を通じてその担当者レベルでお付き合いをして、相談したり協議したりということができてきたと思うんですけど、最近は「YEG」という団体として認識され始めているそこはすごく感じました。

なので意識としては率先して窓口を担う訳ではなくて、団体として認識してもらうために後からフォローの声がけを相手方にする。「YEG」という団体として認識してもらうことをすごく意識しました。

 

ー新型コロナウイルスの影響について

37代会長 長岡
会の運営としては今年度はコロナ禍なので、事業をやめるのは簡単な判断だし、やるということもそれはそれで判断が出来てしまえば簡単なことかもしれない。ではどちらにするのか、というところはすごく悩み、気を付けるというか、意識しました。

今年度、4月の総会から事業ができなかったです。

年度としては4月から事業スタートですが、それより前に松江市で発生したらこうしようとかということがあったので、そういう意味では2月や3月の時点から会の運営をどういう方向に持っていくか、様々な状況を想定してスタッフとすごく慎重に検討しました。

それがなかなか他のメンバー、スタッフ以下のメンバーには伝えきれていなかったところは反省しているんですけれども、会の前半を結果的にはほぼ半年くらい何も活動しないという期間を作るに至るまでに、この時点で起きたらこういうことをする、それはできたけど次にここでこうなったらこうする、という想定と対応策はすごく考えました

実際に事業を行うに際しては、有事の際にどう責任を取るのかというところも会長としてはすごく意識をした部分で、もちろん批判やお叱りがあれば甘んじて全て受けるが、本当に病気になった方がいらっしゃったり、その周りの家族に万が一のことがあった場合、これは人として責任が取れない。

各事業はYEGメンバーが案を練って計画したものなので出来るだけの策を講じた上で実施したい思いがありながら、やれたこととやれなかったことがある中で、もちろんちゃんとやってくれているから事業はできているんだけど、有事の際を想定すると会の運営というのはものすごく悩んだ年度でした。

そのような中で田部会頭が「松江GENKI夜市」など引っ張って進めていただいていたので、それに非常に後押しを受けたというのは感じています。

37代会長 長岡
あとは私自身が松江YEGに入ってその翌年に副委員長をさせてもらった時から、自分がやって楽しい事業というのをずっと計画させていただいて、それを、失敗したこともあるしうまくいったこともあるんだけど、そういうふうに事業計画をして欲しいということは伝えたかった。

なかなかできていなかったんですけど。そういうことを伝えたいなというふうに思って会長をやっていこうと思ってたんだけど、それはできなかったので、それはちょっと残念でした。

 

『以前のYEGと現在のYEGを見て思うことなどありますか?

34代会長 矢田
それはない。さっき伊瀬ちゃんが言ってたんだけど、時代はもちろん変わっていくんだけど本質的にYEGがやることってのは変わらないわけで、YEGの綱領がベースになっているところから来てるものがあって、あれを古くしてしまうのもいつまでもフレッシュなものでいさせるのも、やる人次第なんだよね。
34代会長 矢田
やっぱYEGのメンバーってのは若くて前向きというかすごくポジティブだったりとかっていう集団だと、一回会を離れてみると尚更そう思うんだよ。

なので新しいものを取り入れるってことにも全然抵抗ないだろうし、常にそういう意味では、やることとか手段は変わっていって然るべきだと思うし、実際そういうふうになっていると思う。

それを自分の時代と照してどうこう言ってしまうってことは、この会の発展に水をさすような感じだなってのもあるので。

もう逆にすごいなって思う。

今こういう状況で会長、俺だったらどうなんだったんだろうなって。難しいもんね。

現在の会長はすごく悩みながら運営をしてきたし、会員のみんなそこを理解してできることを一生懸命やっているなと感じています。

 

 

 

『卒業されて感じることや、外から見たYEGはどのように映りますか?』

35代会長 伊瀬
私はまだそんなに離れて間がないのでわからないというのはあるけれど、離れてみた時にはやっぱり各方面から意見や考えをすごく求められてたなってのは感じます。

会長職のときには何かあれば親会の方や、他団体の方から真っ先に声がかかりました。

意見を求められる機会がたくさんあり、そのような中で出会った方々と親しくなってまた新しい世界が開ける。

非常に充実していたと実感しています。

それが会長が終わって今年はコロナってのもあるんですけど、意見を求められることがあまりなくなってしまったので、そこは寂しいかなという面はあります。

ただそれを踏まえて考えると、矢田さんや管田くんや長岡くんも言ってたけどいろんな方からまずYEGの意見を聞いてみようっていう、そう言った良い流れになっているので、それをしっかり皆さんも自分の意見を伝える場があるんだってことを意識されると良いのかなって。

委員長レベルだけじゃなくて会員全員が意見をどんどん上にあげることができる、そして届けることができる組織なんだよってのを改めて感じました。

 

 

『それでは次のテーマへ移ります。現在、コロナ禍を経て今後のYEGの役割についてどのように思われますか?』

37代会長 長岡
コロナで制限を受け会員事業所が苦しい中で、そのメンバーに対してYEGが何ができるかという考え方をするとちょっと難しいなと。

考え方として、メンバーのためのYEGではないっていう、松江市の全商工会議所の事業所に向かってというか松江の地域のために何かをって、もうちょっと大きな面で事業をしていかなければならないと思っています。

ちょっと次のテーマに半分足を突っ込むようなことにもなるんですけど、今年事業がいろいろできなかった中で6月に「松江GENKI夜市」について会頭からお声がけいただいて事業をしました。

そこで、松江YEGってこの1月2月3月で、4月から始まる年度の事業を予算を含めてほぼ固めてしまうのが当たり前なんだけど、4月総会で承認をもらわないといけないので、「松江GENKI夜市」というのは当然そこに入っていない事業だったんです。

今までの考え方からいくと当初予定に入っていない事業をどうやって取り組むかというところがすごく難しい。担当委員会も決まっていないし、予算もないし、そういう事業がぽっと湧いて出た時に、じゃあどうやってそれを実行したらよいか。

今回は会頭のお声がけだし、もちろん取り組むべきだということで、地域開発委員会にそれを割り振ってやってもらったんですけど、そういう良いことなのにイレギュラー的にぽっとでてきた事業に対して取り組めたのはコロナだったからできたのかなと。

平時に例年通り4月当初からきちんと事業を計画されている中で、「当初計画には無いけどでも良いことなんだよ、JCさんも親会も三者一体でやって良い事業だよ」というのは果たしてできたのかなと。

そこの判断がじゃあ今の事業で一杯一杯なのにっていうようなところももしかしたらあったのかもしれないので、やはりこのような地域に対して良い影響を与える事業が年度の途中で出てきた時にも対応できる想定が必要ではないか。

「松江GENKI夜市」に取り組むことをメンバーに伝えるときに、総会の時に承認を得た事業の中にないですよって声があったらどうしようかなってのがあったので、そこはすごく丁寧に落とし込もうという努力をスタッフを通じてみんなにしてもらいました。

その後に「Go to 商店街」事業があって「京店商店街」さんと「南殿町商店街」さんが一緒に申請を出される時に、もちろん松江YEGとしては当然今年何も計画していない事業なんだけど、そこに関わらせてもらって地元商店街さんと一緒に取り組む事業も進めていました。

残念ながら不採択だったので実行できなかったんですけど、そのような取り組みも「松江GENKI夜市」があったからこそこれもやってもいいんじゃないかということで取り組ませていただきました。

やりたいことが4月から本当は色々ある中でそれができなかった時に、新しく何か良い事業などがぽっと出たところを柔軟にどう取り組むか、今年は悩みながら進めましたが、今後の課題のひとつだと考えます。

 

36代会長 管田
去年と全然世界観が違うんで、もう今までの運営が全く参考にならない。

価値観が変わっていく中で、できることとできないことがやっぱりあって、できないできないと嘆くんじゃなくて、じゃあどうやったらできるのかを考えることが大事

令和2年度ではもちろん当初の計画と全く違うこともあるんだけど、それを色々な形で試行錯誤しながら、本当に色々経験しながら前に進めてきました。

YEG会員は色々な業種が集まり色々な知恵がありますので、今年度それを前向きに同じベクトルに集結してできたのはYEGの力なのかなと思います。

 

35代会長 伊瀬
コロナ禍で皆さんもニュースとか色々見てて感じられて、知事や総理大臣のリーダーシップが非常に求められている時代になっていると感じています。

コロナを経て今後のYEGの役割となってくるとやはり若い新しい発想って言いますかね、過去にとらわれない価値観、さっき管田くんも言ってましたけど価値観が変わってますので、新しいやり方、新しい発想ってのが逆に今やりやすい時期でもあるのかなと思います。

その中でさらにこれからの地域の経済を担っていくのが我々だということで、会頭も若返られたこともありますが、若さというものが今非常に求められている

さらに強いリーダーシップが求められていると感じますので、そこをぜひ現役の皆さんは今の状況を逆に楽しむっていうんですかね、今だからこそできることがたくさんあると思うんですよ。

それをフルに活かして、ある意味チャンスと捉えても良いと思うんですよ。チャンスを活かしてもらって新しいことにどんどん挑戦していく。

そういったリーダーシップをとっていくのが今後のYEGの役割なのかなと感じています。

 

 

 

34代会長 矢田
こういうすごく大きな転換期を迎えて価値観も変わって、時代は今までも緩やかには変わっていたんだけど、今回の階段で言うと2段飛ばし3段飛ばしくらいのインパクトがあって、それはアフターコロナっていうのかね、ひと段落しても元には戻らないんだよ。

もう前に進むしかない。

その中、新しい社会の概念というか、SDGs(Sustainable Development Goals)とかね、CSR(Corporate Social Responsibility)、CSV(Creating Shared Value)とかね、それが本当に意味を持ってくる時代になると思うんだよ。

要は慈善事業、慈善活動じゃないんだよ。

これから経済なり社会なりが生き残っていくために大事な概念だから、改めてこういうタイミングでクローズアップされているところもあると思うんだ。

やっぱりYEGは若手経済団体として地域から期待されているところもあるので、そういう新しい言葉・概念は何が大事なのかっていう本質のところをしっかりみて、この地域を持続させるため、若い人材、未来のこと考えているなってことを見せてほしい。

それがまた周りの見方にも繋がっていく。周囲の手本になるような、まさに地域のリーダーであってほしいと思うので、そういう気概を持って活動してほしいな。

もう一つはそれをやることによって例えば中高生とか大学生とか、YEGも若いんだけどもっと若い世代っていうのが、大人たちが一生懸命こんなことやってて俺たちも何か新しいもの生み出して楽しいことやっててすごいなっていうような、そういう若い世代の手本になるような存在であってほしい

コロナで鬱ぎがちな時期とかも一回離れてみると、YEGは元気・陽気な奴らっていうかね、元気な奴らだなっていう印象があるんだわ。

そういうふうに盛り上げてくれる存在っていうのが地域から期待されているところだと思うので、このような状況でもしょぼんってするんじゃなくて、正しいことを一生懸命やるっていうかね、自分たちが正しいと信じていること。

そういう集団であってほしいなというふうに思います。

 

※SDGs(Sustainable Development Goals):持続可能な開発目標(外務省HPへ)

※CSR(Corporate Social Responsibility):企業の社会的責任(利益追求のみでなく社会的役割を果たす)

※CSV(Creating Shared Value):共通価値・共有価値の創造(経済活動と社会課題の解決を両立させる)

 

 

『それでは最後のテーマとしてお聞きします。未来について、松江YEGに期待することとは何でしょうか。』

34代会長 矢田
創立40周年の時に若者が愛着とか地域への愛情を持って活躍できる場をというビジョンを掲げました。

これは今でもそういう気持ちはあって、松江YEGだから松江の地域のことというのはもちろんなんだけど、松江以外の近隣の地域も含めて若い世代が活躍するためにどうあったら良いかなっていうところにもっと寄り添っていかないといけないと思うんだ。

大人の頭だけで考えてこれが良いだろうっていうことで決めつけちゃうんじゃなくて、本当に彼らがどんなものがあれば地元で働きたい・暮らしたい、と考えるのか。

生の声で聞いて一緒に考えていく提言のスタイルを一緒に作り上げていく。

そうしていかないとやっぱり若い子たちが活躍できる未来・街にはなかなかならないと思うので、いろんな人いろんな世代と混ざることをしてもらいたいです。

混ざってYEGの色が薄くなるってことは絶対ない。

むしろその中でリーダーシップを発揮し、ますます際立って周囲から頼られて、手本にされていくと思うので、若い世代だけじゃなく幅広い世代のいろんな人と混じり合っていろんな人の声を聞きながらあるべき方向ってのを決めつけじゃなくて、探りながらみんなで作っていく。

その中の地域のリーダーとしてあり続けるという、そういう風に期待を持っていますね。

 

35代会長 伊瀬
子供が入りたいと思うような存在になってほしいですね。

子供の頃から自分も大きくなったら会社を起こすか継ぐかしてYEGに入りたいんだ、そういう目標になれるような組織になってもらえると良いかなと思います。

そのためにはやっぱり、自分たちの背中を見せるってのもあるし、いろんな子供たちの意見を聞いて、その聞いた意見をまた提言の話にも繋がるんだけど、集約して「自分たちの子供がより良くなる街にするにはどうしたら良いのか」という視点で提言をしていったり、実際に自分たちが汗を流したりしていく。

そうした背中を見ることでたとえば子供たちが受けるサービスとか、形になったものに会った時に「これお父さんがやったんだよ」みたいな、そんな風に言える憧れの団体みたいになってもらっていると良いかなと思います。

 

36代会長 管田
8年前に入会した時と今では状況が違うように、何十年後にはまた状況も価値観も全く違うと思うんですよ。

そうなった時にYEGもですけれど、まず松江市がどのような地域になっているのか。

地域を発展させるためには若い世代や今のこどもが、外に出て広い世界を見て知識や経験を得て帰ってきて、地域を盛り上げていくことが必要だと思います。

地域を盛り上げていき、その中でYEGのような青年経済団体が先導する役割を果たせるのではないか。

感覚を研ぎ澄ませ、意見を聞き集約し、リーダーシップを発揮する、そういう団体になるのを期待しています。

 

37代会長 長岡
松江YEGとして、今の段階で課題ってあると思うんですよ。

たとえば行政さんとの関わりの度合いが他の単会に比べると少ないとか。

ただまあ今年は提言活動以外にも松江市の若手職員さんと一緒に事業をしてくれている委員会もあるんですけど、そういう意味では少しずつ行政との関わりってのが幅が広がってきているのを感じています。

なので今後もその幅をどんどん広げていくお付き合いをしていってほしいと思います。

というのも、今年コロナのことが分かったときに全国の単会のお話を聞いていくと早い単会は4月とか3月とかそういう段階から行政と一緒に話をして、いろんな事業を始めていたんです。

今年度松江YEGが同じことができたかというとやっぱり今まで行政との関わりもあまりないというのもあるし、自分たちだけで何かを検討するとかそういうレベルだったので、そこまでのことができていなかった。

行政と常に深く連携が取れて気軽に話し合えるような立場であれば、もっと早い段階で何か違った事業・アクションが起こせたんじゃないかというふうに思っています。

今後いわゆる風会議っていうようなものも含めて、今せっかく若手の職員さんたちとも繋がりができているので、そこはしっかり引き継いで深い関わりへつなげていってほしいなって。

その先に、行政と民間でお互いに検討しあった結果の、地域のためにもっと良い事業が、より早く実行できるんじゃないかなという風に思います。

そして実際にこれからは今よりももっとそういった機会が増えていくと思います。

 

 

 

ー地元の将来を担う子どもたちについて

34代会長 矢田
松江市内ってイベントとかは商店街さんとかやってたりもするんだけど意外と小さい子を連れて行けるようなものとかってのは少なくて、GENKI夜市とかはうちの子どもとか連れていくとすごく喜んでて楽しんでたんだよね。

自分も現役のときに水郷祭で出店している時に、本当子どもが小さい時は俺の本業は焼きそば屋さんだと思っていて、楽しくやっているなってのはこども心に感じていたみたいで、まあそこは理屈じゃないと思うんだよね。

小さい子は特に楽しいことしか覚えてないだろうし、そういうところに人は集まってくるだろうし、人が集まって初めてこんなことやろうぜみたいな話にもなるようなところもある。

小さい子が楽しめるかどうかってのは試金石というか良い事業なのかどうなのかってところの評価にもなるんじゃないかってくらい大事なことかなと思って。

未来の宝なので。

そういう意味で、子どもに寄せていくとかじゃなくて良いと思うんだけど、常に一緒にこの地域に住んでる一番ちっこい仲間たちがいるんだぞっていうのを意識しているのは大事なことじゃないですかね。

 

『本日は松江YEGの現在・過去・未来について、ご経験に基づいた貴重なお話を頂きました。ありがとうございました。』